ベンチャーがきつい・忙しいって本当?!日系大手からベンチャーに転職し2年目の会社員が比較!

ベンチャーってきつくて忙しそうなイメージ・・・

実際に働いている人に実態を聞いてみたい!

そのような疑問にお答えします!

目次

大手からベンチャーへ転職経験者が比較!ベンチャーが忙しい理由4点

大手に6年間、ベンチャーに2年勤務した私の経験では、、、職種・職務にもよりますが、ベンチャーの方が忙しいのは確かだと思います。
そう考える理由4点を書いていきます。

理由① 1人あたりの業務範囲が広い

私の現職のような創業間もないベンチャーは、人員が少ないことが多いです。
したがって、1人2役・3役、というのは当たり前。
体感的には前職でいうと、2〜3個の部署を掛け持ちしているイメージです。
(メインは営業職だけど、営業事務や企画職もやっています、という感じ)

ですので、1つの仕事に集中していれば良い、なんてことはなく、
常に複数のプロジェクトや案件を抱えているので、どうしても労働時間は長くなりがちです。

恐らく、ベンチャーがきつい・忙しい、と思われる一番の所以はこの点なのではと思います。

理由② 忙しさを度外視した、新規案件のねじ込みが起こりがち

ベンチャー企業とは一般的に、それまで世の中になかった商品・サービス、取組をしているもの。
創業間もなく知名度が高くないことがほとんどなので、
実績に繋がりそうな案件・大型案件は、何がなんでも受注しようとします。
それが、どんなに繁忙期であっても、です。笑

理由①で述べた恒常的な忙しさにプラスオンでねじ込まれることが多いので、
自分の業務スケジュールが乱されたり、業務量の多さを労働時間でカバーしようとなりがちです。

理由③ 経営層からの「直接無茶振り」に遭遇しやすい

小規模な企業というのは、経営層とスタッフ層の距離が近いです。
具体的に言うと、大企業の場合は、社長→役員→●●統括部長→●●部長→上司→自分、といった複数階層になっていますが、
ベンチャーの場合は、社長と自分の間に存在するポジションは1〜2個なのではないでしょうか。
私の現職のような小さな会社だと、社長から直接指示をうけるケースも珍しくありません。

そうすると何が起きるかと言うと、現場サイドの作業負荷やオペレーションを考慮されない指示が、社長から直接来ることが多いのです。
(「それ言うのは簡単だけど、やる側はめちゃくちゃ大変なんですけど、、、」みたいな、、)

一方、大企業のように、社長⇄自分の間に複数階層ある場合は、
間にいる役員や部長陣も、結局は現場が動かないと実行されないことをわかっているので、
現場が受け取りやすい形に翻訳された形で指示が来ます(そうでないことも勿論ありますが)。
経営判断に現場が振り回され過ぎないようクッションの役目を担ってくださるわけですね、有難い・・

ということで、社長と現場の距離が近いベンチャーのような組織だと、上記のような「直接無茶振り」が往々にしてあるイメージです。

理由④ 「走りながら教える/学ぶ」パターンが多い

ここまでの話の中で、ベンチャー=忙しくなりがち、というのをご理解頂けたと思います。
結局、1人1人の業務負荷が大きく、労働時間も長いので、
新人が入ってきた時のレクチャーも、懇切丁寧に手取り足取り、、といったわけにはいきません。笑
どうしても、実際に業務をしてもらいながら学んでもらう・教える、という形になることが多いです。

前職では入社から数ヶ月間研修を受けていた身としては驚きで、
ベンチャー入社直後色々とレクチャーを受けながら洗礼を受けました。笑

忙しさを逆手に取れ!身につくスキル

以上が、私が考えるベンチャーが忙しくなりやすい理由です。
一方で、この多忙さを逆手にとったスキル(仕事における考え方?)習得も可能なのではと思っております。

脱・やっつけ仕事

ベンチャー社員は多忙ですが、会社の知名度アップや実績に繋がる案件には会社として貪欲に取り組みます。
ただでさえ長い業務時間から更に長くなることがほとんどなので、やるからには、効果や実績に繋がるように取り組みたいのです。
なので、必然的に、場当たり的にこなすことよりも、
長期的に見て効果・実績を生みそうなアウトプットを心がけるようになりました。
私の場合は前職時代よりも「やっつけ仕事」「こなし仕事」が減ったのではと思っています。

具体的な「スキル」ではないかもしれませんが、仕事への心構えとしては大事なことだと思っています。

否が応でも身に付く「マルチタスク」力

複数プロジェクト・案件を同時に回すことが求められるので、「マルチタスク」力が求められます。
ただ、同時に複数業務に取り組むのは、かえって効率を落とすことも自明のこと。
(実際、脳がかなり疲弊する感じがありますよね、、、)

なので、同時に複数業務に取り組むと言う意味でのマルチタスクではなく、
「他者を使ったマルチタスク」力、というのが大事だと思っています。

具体的には、
自分が何か作業をする前に、他者に振れるものは振っておく → 自分の作業が終わる頃には、他者に依頼した作業も完了!
というイメージです。
自分がしている作業は1つなのに、自分の分身がもう1つの作業を完了させてくれている、という感じでしょうか。

自分しかできないこと/他者でもできること をより分け、限られた時間で効果・実績を生むアウトプットをする工夫はできるようになったと思います。

いかがでしたでしょうか?
ご想像のとおりベンチャーは特性的に忙しくなりがちですが、その分得られるものもある!と思っています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次