大手企業から創業直後のベンチャーに転職した理由!不安や後悔はあったか?!

やりがいを求めてベンチャーへの転職を検討しているが、現職の年収や福利厚生も捨てがたい、、なかなか決断できない!

ベンチャーに転職しても、その後後悔しないか心配・・

このようなお悩みをお持ちの方!
実は私も、日系大手メーカーをから、創業間もないベンチャーに転職した一人です。
私の体験談を元に書き綴っていきます。

目次

1. 転職を検討し始めた経緯

私は、新卒の就職活動を経て、東証1部上場の日系大手メーカーに入社しました。
入社〜転職までの経歴はこちらです。

  • 2015年4月:入社
  • 2015年4月〜9月:研修 <6ヶ月間>
  • 2015年10月〜2018年9月:地方で営業 <3年間>
  • 2018年10月〜2021年3月:首都圏で別チャネルへの営業 <2年半>
    • 2020年夏頃〜:じわじわ転職を考え始める
    • 2020年10月〜12月:転職活動
  • 2021年4月:転職先へ入社

ここからは、2020年夏頃から「転職」が脳裏によぎり始めた経緯を書いていきます。

当時私は、量販店への自社商品の営業を担当していました。
得意先との月次商談、そして商談日以外は各店舗へのルート営業、月次商談に向けた社内折衝や資料作成をしていました。
そんな中、得意先のバイヤーから言われるのは、
「もっと安く卸して」「おたくの競合メーカーは安くしてくれるよ」といった、価格交渉ばかり。
そのため私は、バイヤーからの要望を満たして自分の目標を達成させるために、
「いかに安く卸すか」「いかに上司を値下げに納得させるか」そういったことばかり日々考えていました。

ただ、そんな日々に段々疑問を持ち始めて来ます。
価格交渉ばかりの提案に何の面白みを感じられず、徐々にバイヤーからの価格交渉が憂鬱になってきます。

また、営業部署だったため、担当量販店での自社商品の販売シェアで私の考課は決まります。
そこにも段々と気持ちがついていかなくなるわけです、、

その量販店でのシェアを上げたところ、それは世の中の誰かのためになっているのか?

値下げすることばかり考える日々に、虚無感を覚えるようになりました。

そこで、

もっと心から楽しめる仕事が、絶対に他にあるはず。
自分の頑張りが、世の中のためになる仕事をしたい。

そう思うようになり、入社依頼一度も考えなかった「転職」という選択肢がちらつき始めます。

2. いざ転職活動を始めると、迷いや葛藤が・・・

動き出さないと何も変わらないので、まず転職エージェントに登録。
私はリクルートエージェントを使用しました。
体験談、メリットデメリットはこちらをご覧ください。

営業職しか経験のなかった私は、企画やマーケティングへのキャリアチェンジを希望。
未経験でも応募できるところを、業界は絞らずできるだけ多くの情報を頂けるようエージェントに依頼しました。
日々送られてくるあらゆる求人情報を見る中で、
現職にしがみつくことが全てではないこと、自分が思っている以上に世の中には多種多少な企業があることに気づき、転職への期待が膨らみます。

そんな中、ひときわビビッときた企業が・・・・
それが最終的に私の転職先となった、創業間もないベンチャー企業です。

人間、直感でひらめいたことは見て見ぬふりができないものです。
私がやりたい仕事ができるのは、この会社だ!!と頭から離れなくなりました。

ただ、ここから、人生最大の迷い期に突入します。
面接を経て提示された年収は、現職から20%近くのダウン。
おまけに、大企業で享受していたような福利厚生もありません。

現職にいれば将来的に得られる年収や安定性を全て投げ打ってでも、転職すべきなのか?
転職した後に、やっぱり残ればよかった、、と自分は後悔しないのか?
あと1年ほど我慢していれば別部署に異動できそうなのに、今決断して良いのか?

変化を恐れてストッパーをかけてくる自分と、
直感を信じて新しい環境に飛び込みたいもう1人の自分がせめぎ合います。

いやいや、異動までの1年、死んだ魚の目で毎日過ごすのか?時間がもったいなさすぎる。
それにそもそも1年で異動できるという確約があるわけでもない、もっと長引く可能性もある。

2ヶ月ほど毎日悩み続けました。

3. 転職を決断!決め手は何?

数ヶ月間悩みに悩みましたが、最終的に「転職」を決断。
決断に至った理由はいくつかあります。

 家族からの後押し・理解(「やりたいことをやったら良い」と言ってもらえたから

② フリーランスで働く友人から、
「小さな企業なら自分の手でスケールさせていけば良いじゃん!」
「夢中になって取り組めば、給料は後からついてくる」
と言われ、
 やれるところまでやってみようと腹をくくれたから

③ 現職へ感じた違和感に、一度気づいたら見なかったことにはできなくなったから

④ 転職後の自分を想像したら「ワクワク」したから

私の場合、DINKsなのでこのように思い切った決断ができた、というのは正直あると思いますが・・
「ここだ!」と閃いた自分の直感を信じようと思い、決断に至りました。

4. 転職後、後悔はなかったか?!

転職して2年弱が経ちましたが、後悔はしていません。
もちろん、転職前並のお給料が欲しいと思うことはありますが、
「給料を上げてもらえるように結果を出そう」という前向きな気持ちに上手く変換できています。
また、私の中には「選んだ道を“正解”にしよう」という想いが強くあります。
疑問や困難があっても、「人生最大級に悩んで下した決断で、自分を後悔させてたまるか!」と鼓舞して乗り越えられています。

それに、1度転職を経験すれば、2度目の転職はさほど怖くありません。
「これ以上続けられない」「働く環境を変えたい」と思ったら、3社目を模索すれば良いと思っています。
私たちが想像するよりも多くの企業が世の中にはあります。
今働いているところが全てではありません。

以上が私の、転職に至る経緯でした。
思い切った決断をするには、自分だけでなく家族やパートナーからの理解・協力が時として必要になるとも思っています。
ただ、もし、一歩踏み出せずに悩んでいる人の一助になれていたら幸いです。

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